虎彦について

虎彦について

風の菓子『虎彦』は
日向の国『虎屋』の
新しいブランドです

昭和24年7月、先代・上田忠彦(故人)が24歳で延岡市祇園中通りに和菓子屋「とらや」を創業。

名もなく信用なく人材もなく、無い無い尽くしの中、あったのは情熱だけでした。
初めは自店のお菓子だけでは品数が足りず、市内の菓子店から商品を分けてもらいながら販売していたそうです。

お客様に「また買っていただく」には、良いお菓子を作らねば、と気づき、品質を求めていったことで徐々にご指名が増えていったと聞いております。そこから弊社の社是は『品質と信用』になりました。

初めから信用があるのではなく、品質が信用を創っていくのですから、品質が信用に優先すると考えるものです。
私たちはいつも今使える最上の原材料を用い、丁寧なお菓子づくりを心掛けています。

虎彦の歴史

延岡には、全国各地がそうであるように、ここにしかない歴史や伝統文化、郷土の偉人、そして絶景のスポットがあります。
弊店は、これらをテーマの郷土銘菓を数多く作っています。それが弊店の第一の特徴だと思っています。
お菓子は人様から人様へと贈られることも多く、その都度郷土の光をお届けできるものと考えているからです。郷土愛から生まれた銘菓を、どうぞご賞味ください。

代表メッセージ

東京の世田谷区尾山台に「オーボンヴュータン」というフランス菓子店があります。
この店の前身は「河田菓子研究所」といって、埼玉県浦和市の郊外に「プティ・フール・セック(ひと口乾き菓子)とボンボン・オ・ショコラ(ひと粒ひと口のチョコレート)の製造卸売りの
菓子工房でした。私は河田勝彦シェフの下、ここでフランス焼き菓子とクーベルチュール
(カカオ成分35%以上の高品質チョコレート)を使った様々なチョコレート菓子を作っていました。
中でも、多種多彩なプティ・フール・セックは、クッキーとは原材料も製法も仕上がりも違う上質感あふれる小さなそれは美味しい焼き菓子です。

その後、河田シェフは東京尾山台に「AU BON VIEUX TEMPS オーボンヴュータン・古き良き時代」を開店し、私も開業メンバーの一人として主に乾き菓子・半乾き菓子を担当しよく働きました。
そして、28歳半ばで延岡へ帰郷、和菓子も洋菓子も両方製造販売している家業の「虎屋」へ入社。以後、製造・企画・営業・経営と業務のエリアを変えながら、現在代表者となっています。

河田シェフの下で覚えたフランス焼き菓子の心が生きているのが虎彦にいくつかあります。
一つは、売り切れNO.1の「リンゴキャラメルパイ」。
もう一つは、熱烈なファンの多い「日向(ひむか)のさざれ石」です。「シューコロン」3種(プレーン・抹茶・ショコラ)と「日向(ひむか)の国ブッセ」、「ガトーショコラ」、「焼き立てクッキー」にも河田シェフの教えが活きています。それは「独自の個性を主張するお菓子であれ」というものです。そのお菓子でなくては実現できない個性ある味わいをしっかりと伝える、ということでした。

虎彦は2024年4月、スイス人のショコラティエ(チョコレート職人)から直接指導を受け、自家製のチョコレートづくりを開始しました。
これまで長い間、ベルギー・スイス・フランスなど海外のメーカーで作られたクーベルチュール(カカオ成分35%以上)を使い、様々なチョコレート菓子を作っていました。
しかし、低糖質スイーツを手掛けるようになると、砂糖不使用で血糖に影響しない安心美味しいチョコレートは自分で作らなくては世に無いということが分ったからです。
チョコレートづくりには欠かせない「リファイナー」というチョコレートの粒度を整える磨砕機とその風味と粘度を整える「コンチングマシーン」を合体させた専用機械も揃えました。
以来、香料や乳化剤の入らない純粋ピュアなチョコレートを自家製造することができるようになり、お客様に好評をいただいております。

原材料へのこだわり

  • 小豆

    小豆

    北海道十勝の寒暖差の大きな気候で育った「エリモ種」の中でも上品な風味と柔らかさを最大限に生かし、「コク・色・香り」を併せ持つ最高級の小豆・銘柄「雅ミヤビ」を永年使用しています。

    あんこを知る
  • 小麦粉

    小麦粉

    小麦粉は「チクゴイズミ」など、全て九州産の小麦粉を使用しています。

  • 生クリーム

    生クリーム

    九州産の生乳を原料に、宮崎県と熊本県の乳業メーカーで製造した乳脂肪45%の生クリームをほど良くブレンドして使用しています。

  • 米粉

    米粉

    破れ饅頭の皮に使う米粉は「高千穂産」の米粉を、その他のさまざまな米粉は、鹿児島県のメーカーで九州米を原料に作られた米粉を使用しています。

  • 使い分ける甘味料<br>①砂糖(ショ糖系)

    使い分ける甘味料
    ①砂糖(ショ糖系)

    上白糖・グラニュー糖(2種)・白双糖・三温糖・きび糖
    粉糖(2種)・フロストシュガー・黒糖・和三盆糖
    ※すべて主成分はショ糖

  • 使い分ける甘味料<br>②糖類(砂糖以外の糖質)

    使い分ける甘味料
    ②糖類(砂糖以外の糖質)

    トレハロース・蜂蜜・米飴・水飴・液糖
    ※甘味だけでなく
    保湿・結晶防止・食感調整などに使用

  • 使い分ける甘味料<br>③機能性甘味料

    使い分ける甘味料
    ③機能性甘味料

    (低糖質・高甘味度)
    アルロース・エリスリトール・羅漢果抽出物
    ※主に低糖質菓子用

  • 虎彦が甘味を使い分ける理由

    虎彦が甘味を使い分ける理由

    — 甘さにも個性があります —
    和菓子づくりにおいて、甘味は単に「甘くするための材料」ではありません。
    甘さの質、コク、余韻、口どけ。それらすべてが、甘味素材によって変わります。
    虎彦では、お菓子の個性に合わせてさまざまな甘味素材を使い分けています。
    たとえば、すっきりとした甘さが必要なときにはグラニュー糖。
    コクとやわらかな余韻を持たせたいときにはきび糖や三温糖。
    上品な和菓子には繊細な甘さの和三盆糖。
    さらに、食感や保存性を整えるために、トレハロースや水飴、米飴、蜂蜜なども用います。
    そして虎彦では、時代の要請にも応えるため、アルロースやエリスリトール、羅漢果などの
    機能性甘味料も取り入れています。
    これは「低糖質のお菓子」など、健康に配慮したお菓子づくりのためです。
    同じ甘さでも、素材が変わればお菓子の表情は大きく変わります。
    甘味を選ぶことは、味の設計をすること。
    それは、料理人が調味料を選ぶことと同じく、菓子職人の大切な仕事です。
    虎彦ではこれからも、素材一つひとつの個性を見極めながら、
    お菓子にふさわしい甘味を選び続けてまいります。
    甘さの奥にある、小さな職人のこだわりを感じていただけましたら幸いです。