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虎彦について

ごあいさつ

ごあいさつ

昭和24年7月、先代・上田忠彦(故人)が24歳で延岡市祇園中通りに和菓子屋「とらや」を創業。
名もなく信用なく人材もなく、無い無い尽くしの中、あったのは情熱だけでした。
初めは自店のお菓子だけでは品数が足りず、市内の菓子店から商品を分けてもらいながら販売していたそうです。

お客様に「また買っていただく」には、良いお菓子を作らねば、と気づき、品質を求めていったことで徐々にご指名が増えていったと聞いております。

そこから弊社の社是は『品質と信用』になりました。
初めから信用があるのではなく、品質が信用を創っていくのですから、品質が信用に優先すると考えるものです。
私たちはいつも今使える最上の原材料を用い、丁寧なお菓子づくりを心掛けています。

『 風の菓子 虎彦』とは?

風の菓子

虎と風は縁が深いのです。弊社のシンボルマークの「切り絵の虎舞」は、東北・宮城県の中新田(なかにいだ)町に660年も前から伝わっている「火伏の虎舞」です。彼の地ではその昔、春から秋にかけて奥羽山脈から吹き降ろす風でしばしば大火が起きていたそうです。時の城主は、住民をこの災厄から守るため、中国の『易』の文言にある「雲龍風虎…雲は龍に従い、風は虎に従う」の故事にならい、火消し組に屋根の上で虎を舞わせたそうです。以来、大火は起きなくなったと言われています。この火伏の虎舞を通じて、広く住民に防火意識の浸透を図ったということでしょう。

虎舞の切り絵

ところで、弊社の虎舞の切り絵は、秋田県の民族歌舞団「わらび座」からいただいたものなんです。今から30年ほど前、延岡で開かれた公演でこの虎舞を観て感動し、何らかの形でこれを弊店で使わせてもらえないか、とお願いしたのです。

すると、「どうぞ自由にお使いください」と立派な切り絵を送って下さったのです。以来、手提げ袋の絵柄をはじめ、ラベルなどに当店のシンボルとしてずっと使わせてもらっています。本当に有難いことでした。「ノックをすると扉は開く」ということを知ったのはこの時の体験からです。


お菓子と風の関わりは、「風」のつく言葉を挙げていって気づきました。
「風味、風合い、風情、風景、風物詩、風雅、風流、風格、風土…」どれもみなお菓子の表現すべき内容に関わる言葉です。しかし、別の見方をすると『風は“変化”の象徴』と言えると思います。

「諸行無常」「万物は流転する」を一文字で表せばそれは「風」。唯一変わらないものは「すべては変わる」というルールだけだと思います。昔から、四季折々の花鳥風月はお菓子となり、その土地土地に伝わる産物や故事来歴もまた菓子となり名物となってきました。

考えてみれば、人の一生もまた変化の連続です。オギャー!と生まれてきて、宮参りの祝菓子からご葬儀の会葬御礼のお菓子まで、人生の節目節目にお菓子は役立ってきました。
お菓子は変化を表現し、変化を伝えてきたと言えます。それで「風の菓子 虎彦」という訳です。

経営理念

経営理念は『必笑!』です。

これは、「起こったことは変えられない。変えられるのは、その解釈だけだ。“類は友を呼ぶ”のだから、起こったことは全て良いことだとまず断定、その後どう考えれば良いことになるのかを考え、どんな状況でも必ず前向きな1歩を踏み出そう」という店主の思考法から生まれたものです。

笑顔は幸福感の象徴ですから、『必笑!』は「安全で美しくおいしいお菓子づくりを通して、お客様の幸福と社員の幸福を求め続け、社業を発展させて豊かな郷土づくりに貢献する」という経営理念です。

会社概要

株式会社虎屋
会社名 虎彦株式会社
所在地 宮崎県延岡市幸町1-20
電話 0982-32-5500
FAX 0982-21-7107
代表者 上田耕市(代表取締役社長)
創業年 昭和24年創業
業種 和洋菓子製造販売
店舗数 延岡市内に1店舗 ⇒店舗の詳細はこちら